2007年11月21日水曜日

ラジコンヘリ オートロの練習

ホバリングしている状態から、ホールドSWをONにします。この練習は、オートロ時の着地寸前のピッチアップの練習です。ホールドSWをONにしても、絶対にストンとは落ちませんから、落ち着いて練習して下さい。最初は 通常より低めのホバリング状態でやってみましょう。50Cm位の高さなら、そのままほっといても降りますから着地寸前に少しピッチアップして見ましょう。入れすぎると逆に浮き上がりますから、気を付けて下さい。慣れてくれば少しずつ高さを取り、アイレベルからやってみましょう。

ここでピニオンギヤを選択するに当たり、まずどのような飛行をするか決める必要があります。つまりはメインローターの回転数を、どの程度に設定するかです。ホバリングを中心とした軽飛行から、エンジン機を越えるようながんがんの3Dフライトを行う仕様まで設定をすることが可能です。基本的にはメインローターの回転数が一番重要となってきますが、エンジン機とは違い振動が少ない電動ヘリコプターのメインローターは、エンジン機よりは高めにセットする事ができます。

ホバリングを中心とした軽飛行の場合、ホバリングで1700回転から1800回転、フルで2000回転程度の設定が良いと思います。またがんがんの3Dフライトを行いたい場合は、最高回転で2500回転以上の設定がおすすめです。この場合はメインローターの強度を十分考慮する必要がありますのでご注意ください。3000回転程度の設定でのフライトも、かなり敏感にはなりますが可能です。まず目標に置いているメインローターの最高回転数が、フルハイで合っているか確認します。

ある程度調整が取れるまでは過回転、回転低下が考えられるので、気をつけて確認します。過回転の場合はメインローターのピッチ角を大きく取って行きます。回転落ちが起こる場合はピッチ角を少なくして行きます。メインローターが対称翼の場合は、上下でもほぼ同じ状態と考えられますので、上側が取れたら下側もとりあえず同じピッチに合わせます。

2007年11月17日土曜日

電動ラジコン飛行機・ヘリ バッテリーの転極

電動ラジコン用のバッテリーは、一旦転極を起こしたセルは死んでしまい、二度と復活しませんので、次回充電をしても充電されることなく、ニッカドパックの中の抵抗勢力となるため、ニッカドパックとして正常に機能しなくなってしまうのです。電動プレーンが飛行中のニッカドパックは、アンプのオートカット機能により、上記のような過放電にされされることはありません。上記は飛行後にオートカット方式の放電器を使用せず、モーターをさらに回しつづけてモーターが停止する直前まで放電した場合の状況を説明しています。

オートカット方式の放電器は、上記の転極を起こす一歩手前で放電を停止する機能を持ったものなのです。ニッカドバッテリー~ニッケル水素バッテリー~リチウムポリマーバッテリー、と重量・容量・出力の点では進化してきました。が、リチウムポリマーバッテリーは、安全性の観点からはまだ不完全と言わざるを得ず、この部分の改良が待ち望まれています。最近、巷で噂となっているのがリチウムイオン電池です。サブCセルをひと廻り大きくしたサイズです。保管の際の安全性がかなり確保されているようですから、今後主流となっていくかもしれません。

セルの組み合わせにもよりますが、200グラム程度の重量で、30クラスの電動機を飛ばすことが出来るようですから、出力面では全く不足はありません。電動ラジコンを楽しむ上で、必ず通らなくてはいけないハードルが電池の充電です。エンジンのヘリや飛行機を行う上でも受信機の電源等ニッカド電池やニッケル水素電池などを充電する必要が有りました。しかし、リポは前記の電池と違い、充電に気を遣います。それは、充電方法が間違っていたり充電器の充電方法の違いなどにより、最悪の場合燃えたり爆発してしまったりと言うことが有るためです。

航空機の運送協会でありますIATAも、リポを危険物として航空輸送できない物品に指定しました。このことからも取り扱いは十分に気をつける必要が有る物だと言うことも理解できます。ニッカドやニッケル水素電池の場合、多くの現在の充電器はデルタピークという充電満了のシステムを持っており、また、セル数などもほぼ自動的に充電器側にて設定され充電します。このためとても容易に充電ができます。しかし、リポの場合はセル数や充電電流などは手動にて合わせる必要が現時点では有ります。このため、あまり電動を行ったことの無い方などはとても敷居が高く感じるかも知れません。また、摩擦も特に少ないので、効率が良いことも上げられます。

2007年11月14日水曜日

ラジコン 空物用のプロポ

ヘリや飛行機など、現在空中を飛行するラジコン模型には一般的にPCMタイプの無線機が良いとされております。電動エンジンを問わず、特に大きなサイズの物はPCMタイプをおすすめ致します。小型の物でも、電動のヘリコプターなどはPCMタイプをおすすめします。これは、私の経験上かなりFMタイプに比べノイズ的に有利になります。ガソリンエンジンの場合、プラグ着火がとても大きな電圧を必要とします。

電流自体はとても微々たる物ですが、電圧が高いことからノイズの発生が少なからずあるようです。しかし、エンジンは機体の通常一番最前部にあるため、受信機やケーブルなどからは遠い位置にあるのが普通です。このことから、あまりプラグ関係でのノイズは気を使う必要が無いのが実情です。今回のG200PUエンジンの場合は、プラグヒートのコントローラが付属します。この部分もノイズの発生源となるようです。

できるだけコントローラからは、受信機や受信機のアンテナ、サーボのリード線等を離した方が良いようです。しかし、斉藤製作所の最大の強みは、船舶模型用スチームエンジンを供給し続けていることではないでしょうか。そして、斉藤製スチームエンジンを搭載できるラジコンボートのキットも発売しています。この世界も根強い愛好者がいます。TOKIは秀和工業(株)の模型用エンジンのブランドです。

ラジコン飛行機・ラジコンヘリ用のグローエンジンとしては、18クラス、40クラスを発売しており、前者はクイックのヘリ「クイッキー15」(実質、専用エンジン)、後者は32クラスヘリの換装用となっています。18クラスはクイッキー15のパワーソースとして、特に好評を得ているようですね。テールローターは、一般的にメインローターが右回転の場合左回転にします。

これは、メインローターが回転した場合ジャイロプリセッション効果でドリフトトルクが90度ずれた方向に現れ、ちょうどテールパイプを軸にした方向に出てきます。これと同じ事がテールローターにも言えます。当然メインローターの半トルクとジャイロプリセッションドリフトトルクは、テールローターの物とは大きく違いますが、少しでもそれぞれを打ち消す役目を持たせるために、メインとテールは逆の方向に回転させることが基本だと思います。機体の多くは、これとは逆にメインローターは右回転、テールローターも右回転となっております。

2007年11月3日土曜日

ラジコンヘリ 振動対策の基本

ラジコンヘリの振動対策の基本は、エンジンのセンターと良く言われますが、これを一般的に完全に出すことは不可能に近いことです。それは、ネジやシャフト、穴などには必ず曲がりや偏芯があり、取り付けの状況によりそれらが災いとなり振動などが出てしまいます。ヘリの振動の中で一番やっかいなのが、このエンジン周辺による振動です。エンジンは1万数千回転にも及ぶ高回転で回るため、ちょっとしたバランスの狂いで致命的な振動を出すことがあります。特にエンジン部での振動の発生は、他の箇所と違い高周波な為目に見えないことが多くあります。

また、エンジン周辺なのでエンジン部に出るかと思いきや、どういう訳か経験からテール部にその波及が起こることが多いようです。飛行を続けていると、テールグリップのブレード取り付け穴やテールローターの穴が長穴になり、ついにはブレードが飛んでします。こんな時、エンジン部の振動による原因が関係している場合が多々あるようです。また、テールヨークのシャフトが振動もなさそうなのに折れたなど、これもまた、このエンジン部の高周波による振動のケースが多いようです。テールPCプレートのトラブルやベアリングが渋くなってしまった等も疑った方が良いかも知れません。この辺はとても高周波の振動で、それも比較的ずれの少ない場合の目に見えない振動の時が多いようです。

対処法としては、一般的にエンジンのクランクシャフトを回した場合、クラッチの先端部をダイヤルゲージで計測して0.05mm以内で1回転すれば大丈夫だと言われております。これを超えると、確かに長い間のフライトにはいろいろと問題が出てくる場合が多いようです。クラッチの取り付け方やフライホイールの取り付け方法により、センターの出しやすさは違ってしまうようですが、最終的に高耐久性のヘリを作りたい場合はやはりダイヤルゲージを購入するしか無いようです。ヒロボーのスカディなどは、シャフトがクラッチよりのびていて長くなりますので、少しの振れでも大きく影響を及ぼすようです。このような場合は、計測及び調整が不可欠です。

ダイヤルゲージとは、下記の様な計測器具です。ミツトヨなどの計測機器メーカーにて販売され、工具店等にて購入することができます。1個1万円程度でしょう。エンジンをしっかりと固定し、プラグをはずし軽くエンジンが回る状態でクラッチの側面にダイヤルゲージを当て、エンジンをゆっくり1回転させます。この際ゲージの針が0.05mm以内であればOKでしょう。

2007年10月22日月曜日

ラジコンヘリ ロールのスティック操作

ロールは、基本的には、右指のみで、エルロンを右へ切り、ピッチを抜いて、逆さになったらピッチを入れていき、エルロンを戻すという単純な操作です。しかし、そのタイミング次第で真っ直ぐな軌道を描けるか、機体の姿勢が崩れないかが決まってしまいます。さらに大事なのは遠くから直進で真っ直ぐコースに乗せることで、その次に大事なのは左指を使わないことだと思います。

右指のピッチワークで、軌道をコントロールするつもりでやるのが良いと思います。レボリューションが狂っていると正面に戻ったとき立ち上がってしまったりします。ノーマルのスロットルカーブの下半分を持ち上げ、スティックが1/3位まで行った時に、ガバナがオンになるようにする。スタントモードのスロットルカーブの下半分を持ち上げ、スティックを下げたときにもガバナがオフにならないようにする。

ギアチャンネルの出力値をノーマルモード、スタントモードそれぞれ調整し、回転数を好きな値にする。60クラスなら、ノーマルは1350、スタントは1850位でしょう。ギアを使わずにボリュームのあるチャンネルにすれば、飛ばしながら回転を変えられる。スロットルの開度設定値が、ガバナオンになる設定値より低いので、自動的にガバナが切れます。エンジン回転が一定になりスロットルカーブの設定をしなくても良いというメリットが有り、わずらわしく難しい設定から開放され、エンジンを過回転から守ってくれます。

しかし、F3Cの大会に参加する人達はほとんどガバナーを使っていないようです。恐らく、上空で回転が一定になる使い方だとF3Cに向かないのでしょう。でも、私はうまく問題を回避して使えばメリットが活かせると思います。スティック位置で回転数を変える事で問題点が克服できるように思います。特に良いエンジンを無尽蔵に使えない人間にとっては、エンジンの良き伴侶だと思います。

2007年10月10日水曜日

ラジコン プロポの発達

ラジコン用の送信機を通称、“プロポ”と呼びます。約30年くらい前までは、ラジコン模型もまだまだ原始的で、スイッチをONにすると「ビー」って一方向に一定速度でイキナリ動く装置だけだったんです。ところが、技術の発達により、画期的な“プロポ”方式が開発されたため、旧式との区別をする意味で”この“プロポ”という呼び名が使われる様になった訳なんです。それが現代で一般的になって、こう呼ばれ続けている、ということなんですね。

最近の急激な電子技術の発達により、昔とは比較にもならないくらいに信頼性が向上し、昔の様にコントロ-ル不能になるとか、動かない、なんてトラブルも皆無になっています。また、ホビ-(趣味)としてのラジコン専用の周波数も設けられていて、安全に確実に楽しめるようになりました。もうひとつ大事なコトがありました。最近のプロポは、値段が驚くほど安くなったこと。

もちろん、競技用の高いものもありますが、昔は高くてできなかった“ラジコン”もホントに手軽な趣味になりました。でも、安いからっていっても、性能は折り紙付き。日本のエレクトロニクス技術は大したもんですね。「春夏秋冬」、日本には四季があります。冬場、夏場、春や秋と言った具合にそれぞれの季節でヘリを飛ばしていては分からなかったことが、1年を通してヘリを飛ばしだんだん分かってきた電動ヘリ特有の事があります。

エンジンも実は夏と冬では同じ場所で飛ばしていても、空気の密度の違いによりニードルの位置が変わります。低いところと高いところで飛ばしてみても、高いところだとニードルを絞らないと同じエンジンの調子が出ませんが、電動ヘリにも実はありました。

2007年10月4日木曜日

ラジコン 夏対応と冬対応

冬と夏では30度の温度の違いがあるとすると、40度であったモーターなどは70度にもなってしまいます。事実上はそれ以上の温度上昇があるでしょう。こんな事で、冬場飛ばしていた物が同じように飛ばない!それは当然です。温度がこんなに違うのですから。サーボが壊れたなんて事もありました。サーボも同様に、モーターや基板が熱を持ちますので、ぎりぎりの線で使っているひとなどはサーボから火が出たとか焦げたなんて事も有ったでしょう。ちなみにこれは今まででも同じでしたが。しかし、温度が毎年これからは上がって行くと思われます。

冬場は暖かくなりますので過ごしやすく良いことですが(環境問題はべつとして)、夏場はとってもつらくなってきます。数年前フランスで夏の熱波で数十人亡くなったなんて事があり、何でエアコンもあるのに亡くなるんだろうななんて考えておりましたが、今年は日本でも同様に亡くなっております。やっぱり日本でも暑くなると同じ事だったんだと、改めて自分の考えの甘さを思い知らされました。電動のラジコンも夏の暑い時期、無理をさせると死んじゃうんですね。

ならしでだいたい4リットルは消費すると思います。また、上空の調整で4リットルくらいは使用するでしょう。8リットルは無理をしない飛行をしておく方が無難でしょう。慣らしで重要なことは、エンジンの温度を上げすぎないようにすることが1番大切です。また、燃料切れによるエンストも絶対にしてはいけません。しかし、温度を上げないように気を使いすぎて低いエンジン温度でのならしも、あまり意味がありません。実際に使われる環境に近い状態が良いようです。ガスを濃くする方向で調整が出来なかった場合は、反対に薄くする方向で調整をすると良いでしょう。

この場合、燃料が減るにしたがって、液面差の都合でガスが薄くなってくるときは、スロットルを閉める方向で調整する方法もあります。こちらの方が液面差が出にくい場合もあります。ホバリングの調整はおもに、中速ニードルと補助的にスローニードルを使用します。このキャブレターの調整とスロットルカーブの調整でバランスを取ります。また、スローニードルはホバリングにも少し影響しますし、中速ニードルもアイドリングに少し影響します。ホバリングは中速、アイドリングはスローと割り切って調整しないようにすることが、ホバリング調整のポイントだと思います。

2007年10月1日月曜日

ラジコンヘリの練習

ラジコンヘリの練習で、まず一番大切なのは向上心です。「少しでも上手になろう」という強い意志が必要です。途中で投げ出してしまえば何も残りません。ある意味「決意」が必要です。最初は「ホバリング」です。具体的なホバリング目標を決めて練習することが大切です。最近は優れたシミュレータが多く発売されています。実際のヘリを飛ばす時間がなかなか取れなかったり、天候などの具合で飛行が出来ない場合、とても効果的な練習になります。

1日5分でも10分でもテーマを決めて練習することで上達の速度は速くなります。出来る限り自分の機体に合わせたセッティングをするようにしています。例えばスカディ37を持っていて、シミュレーションで90の機体で練習してはいけません。ヘリを飛ばして家に戻ったらシミュレーションをして同じ感覚になるように調整することが大切です。是非シミュレーションを有効活用しましょう。ジャイロ(gyro)とは回転・円を表す言葉です。一昔前のレートジャイロはモーターの回転を用いてジャイロ効果を得ていました。ジャイロはヨー軸(テール)の安定のために用いられています。

現在は「ピエゾ素子」(ピエゾ圧電効果)を用いたものが主流でヘディング・ロック(テール・ロック)といってヨー軸のズレを補正する機能を持ったものが一般的になりました。取説も難解な用語が並びあまり判りやすいとはいえません。試行錯誤しながらセッティングしているフライヤーが多いようです。電動の世界では、技術の進歩は日進月歩です。ニッカドは基本的には完全に放電しても差し支えないのですが、これはあくまでも単セル(1本=1.2v単体)でみた場合の話しです。電動プレーン用のニッカドパックは通常複数本のセルが直列に接続されています。

8.4vのニッカドパックの場合は7セル=7本のセルで構成されていますが、この7本の各セルは特性にそれぞれ微妙なバラツキがあり、満充電の状態から完全に放電するまでの時間にも微妙な差が存在します。すなわち、モーターを接続して1つのパックとして放電を開始しますと、7本のうちまず最も放電時間の短いセルの放電が終了(電圧=0v)しますが、他のセルはまだ放電が終了していないので、バッテリーパック全体としてはまだ電圧>0 であるため、モーターは回り続けます。この状態でさらに放電を続ける(モーターを回し続ける)と、最初に放電が終了したセルは放電が終了しているにもかかわらずさらに放電をさせられることになりますが、このとき転極(ニッカドのプラス極とマイナス極が入れ替わる現象)という現象が発生します。

2007年9月27日木曜日

ラジコン ニッカドの電流値

単純に計算しますと、500ARと600AEはそれぞれ 500mAh, 600mAHですから、500AR:500×3=1,500mA=1.5A(アンペア)、600AE:600×3=1,800mA=1.8A(アンペア)ということになりますが、実際には内部抵抗の少ない500ARの方が充電電流を大きく設定できるという傾向があります。よって500ARの1.5Aというのは余裕のある数値と見ることができますが、600AEの場合はかなり調子の良いニッカド・パックで1.8Aが限界で、あまり調子の良くないパック(長期間使用していなかったものです。

パワーが出なかったり、モーターラン時間が他のパックより短いもの等)はこれより少ない電流値(1.0~1.2A程度)に設定した方が無難です。いずれにしても個々の充電器の性能や特性には違いがありますので、使用する充電器のメーカーの取説記載のデータを基準に電流値の設定を行って下さい。こうしておけば、ギアチャンネルで常時完全にオフに設定する事も出来るし、常時オンにしておいても、スロットルがあるレベル以下ではオフになります。

着陸時などスロットルを絞ると自動的にオフになります。スタントモードではいつもオンになり、ホールド時は自動的に切れますので、ほとんどガバナーを使っていると意識する必要はありません。燃料と空気はキャブレタでブレンドされて混合気となります。この混合気が燃焼室で爆発してピストンを動かします。エンジンの回転の特性はこの混合気の内容とプラグの特性で大きく変わることになります。またエンジンにかかる負荷にも影響を受けることになります。

この混合気は可燃性のメチルアルコールやニトロメタンの量と支燃性の酸素の量とで色々な混合気になります。エンジンが吸入した空気の重量と燃料の重量の比のことを空燃比(空燃比=吸気空気重量/供給燃料重量)といいます。空気と燃料が過不足なく反応(燃焼)する場合の空燃比のことを理論空燃比といいます。酸素にくらべ燃料成分が多い(空燃費小さい)場合、混合気が濃い(リッチ)といい、逆に燃料成分が少ない(空燃費が大きい)場合、混合気が薄い(リーン)といいます。

2007年9月24日月曜日

電動ラジコン機 スピコンのセッティング

Schulze Future45beとかKontronik Smile40 などのラジコン・スピードコントローラーは短時間(10sec)60AくらいまでOKなので、飛行機みたいに水平飛行させない限りコントローラーは燃えないと思います 。なお、これらはマウント部が540モーターより狭いので、機体側に改造が必要です。プロペラ軸は4mm径です。似たようなモーターを似たような用途で使うときには似たような負荷係数になる。KV値と負荷係数を用いればモーター、プロペラ選定の目安になります。

KV値と負荷係数を用いる選定方法は正道ではありません。つまり、上記で見たようにハズレもあり得ます。これは負荷係数というものが経験値なので仕方ないです。効率が違うモーターだと負荷係数が違うこともある。ですから、ラジコンのESCの電流制限を考えると、ここでした様に電流計で計測するのが安全確実ではあります。または、Aeronaut14*7の場合、回転数を調べると、ここに示したデータを参考にして電流値が予想できます。本来は、「用途に合ったモーター」を選ぶべきです。

そのためには、Rm,Ioモーター理論的に性能表を計算して、最大効率点に近いところで運転するように、モーター選定すべきです。このとき、厳密に最大効率点を狙う必要はありませんが、ある程度意識するとハズレが少なくなります。なお、2000RCと比べて時間と容量は単純に二割増しとはいかないみたいですが、これは以前の1700SCRCと2000RCの比較でもそういう傾向が見られました。Yokomo Zapped plus-4 6cellsとの比較でも、かなり健闘しています。電圧の差はわずかに2%です。という事は有負荷時の実回転数にして1%程度しか差がでないはずです。

また、時間、容量も顕著な差はありませんが、数秒を争うラジコン飛行機競技ではこういう僅かな差が限られた上級ドライバーにとっては大きなアドバンテージになるのでしょう。むしろ、空物ユーザーとして注目すべきは、内部抵抗の大きな違いです。この辺はさずかに高価なZappedにはかないません。つまり、30Aとか50Aとか流れると大きな電圧差が現れるはずです。最初は、高翼のトレーナー機や、のんびりフライトができるハンドランチグライダーなどがいいと思います。サーマルは地上付近では小さく、上空に行くに従って大きくなる傾向がありますが、その特性を知るとサーマルハンティングにはとても役に立ちます。

2007年9月22日土曜日

ラジコン サーボはどんな物が良いか

サーボは良い物に越したことはありませんが、安い物でも使えます。しかし予算に余裕が有るなら、スーパーサーボやコアレスサーボ、デジタルサーボにした方が32クラスでも飛びが違います。ダブルベアリングやコアレスモーターで、ニュートラルの精度やメカ的な安定度が違うからです。外力がかかったときの安定度が違うので、振動ジャイロ用のサーボは専用の物に限ります。そうしないと振動ジャイロの効果が無くなるだけでなく、ジャイロのゲインが高すぎてサーボが反応できず壊れてしまうようです。サーボホーンの大きさとジャイロ感度は密接な関係があります。

ジャイロはハンチングしない一歩手前まで感度を上げて使います。ジャイロが70-80%位の感度でホバリングでき、50-60%位の感度で上空飛行できる位の大きさのホーンを付けるのが良いと思っています。ホーンが小さすぎると、テールの止まりがゆったりとし、大きすぎると荒くはねるような感じになると思います。この感じはテールローターの直径を変えても同じようになります。オートロは飛行中の姿勢が非常に重要です。

180度回ってヘリパットに着陸するのではだめで、飛行姿勢がきれいで、最初から最後まで一定の回転率で回っていることが重要です。最後に直線進入になってしまうと大きく減点されます。ヘリパット内への着陸ををねらって姿勢が乱れるよりは、きれいにスクエア内に入った方が点がいいです。昨年から競技会も開催されるようになり、これから注目されるジャンルの一つです。注目すべきは、今までの電動プレーンのイメージを一気に払拭するパワーとスピードでしょう。100~125m間隔(現在のところ主催者により異なる)にセットされた2点のパイロン間を3分間で何周するかという競技ですが、平均時速は約120Km/hにも達します。

手投げ発進や、着陸にも余裕があり、またループやロールも余裕でこなす性能も併せ持っていますから、レースを目的としない通常のスポーツ・フライト指向の方も、十分楽しめると思います。とにかく、説明するよりも、一度実際の飛行を見ていただければ、一目瞭然でしょう。トレーナー機に必要な条件は、ゆっくりとしたスピード, 安定性, 操縦性そしてなにより、飛行練習に必要な十分なフライト時間です。単純に考えれば、飛行時間を確保するには、大容量のニッカド・バッテリーを搭載すればよい、と考えがちですが、相当な重量増加を伴うため、飛行性能を維持できず,きわめて操縦性の悪い、そして最悪の場合、上級者でも飛行が難しい機体になってしまいます。

2007年9月19日水曜日

ラジコン用グローエンジンについて

アルクロームと呼んでいる、ラジコン用シュニューレABCエンジン(アルミのピストン・真鍮のシリンダースリーブ+クロームメッキ、エンヤの場合はAAC)や、後方にギアを置いた4サイクルエンジン(リバース可)など、技術的に最先端を進んだケースもありました。いまだにクロスフロー掃気のエンジンをラインナップに残したり、かなり古いエンジンも修理可能などアフターサービスが良く、古くからの愛好者を大切にしていることには定評があります。現在、エンジンは10LA・15LA、2台とも現在使っています。一般的なトレーナー機ではなくムサシノの飛行機ですのでニードルを締めこんだ状態での全開飛行はほとんどありません。すべての方に当てはまるかは分かりません。

OSは、模型用エンジンの開発・製造で常に業界をリードする企業でした。模型も実物も作動原理は同じです。「模型」というより「小さな実物」と言った方が近いかもしれません。高品質な製品は世界中で高い評価を得ています。また、田宮模型にも技術協力しているようです。模型用パルスジェットの販売や、模型用ロータリーエンジンの世界初の量産、4サイクルエンジン、スーパーチャージャー、燃料噴射装置等、技術革新に積極的なOSエンジンは、愛好家にとって欠かせない物となっています。

ラジコン飛行機による世界初の大西洋横断時にも、OSのエンジンが使用されたそうです。また、ライブスチーム(模型蒸気機関車)の製造・販売も手がけていて、こちらも高い評価を得ています。ニードル調整の基本は取り説に書いてある通りですが、メインニードルとスローニードルと共に絞らなければいけません。新品のエンジンの場合、5フライト位はこのままの設定で行います。プラグヒートを外すとブツブツと言った感じで止まる場合は メインニードルを45゜締めて下さい。

ガバナーが無い時、ストールターンの降下時にエンジン回転が上がらないようにスロットルカーブを設定すると、ループの抜けで回転が下がって気持ち悪いといった感じですべての場合を一つのスロットルカーブで対処するのは難しいですが、ガバナーは難なくそれをカバーしてくれます。ストールターン下降時にはガバナーが無いとエンジン回転が上がってしまいますが、ガバナーがあると、ガバナーはローター回転を落とそうとして、そうとうスロットルを閉じるようです。そのためスロットルが閉じられすぎてエンストするという事もあるようです。

2007年9月18日火曜日

模型用グローエンジン

グローエンジンを搭載したラジコン飛行機のサウンドは、ラジコンフライヤーにはたまらなく心地よいものです。実機のような感覚で、スケール機に搭載すれば雰囲気満点。電動が全盛の現在でも、オールドファンを中心に、根強い愛好者がいます。燃料は、まず容器を開封したことによって、揮発性の高いメタノールやニトロメタンの 気化が進みます。また外気(空気や湿気)の進入や接触は、空気中の酸素や湿度によって燃料の成分を劣化させる原因となります。

これらの理由から、開封 後の燃料を長期間に渡って使用し続けた場合、本来の燃料特性の低下やエンジンの錆などのトラブルにつながる恐れがあります。また、ごみの混入などもトラブルにつながりますので開封後は細心の注意をするよう心がけましょう。一番の違いとして、エンジンに対する防錆効果や清浄効果など、メンテナンス性が格段に向上した点になります。

また、各RCジャンルの特性を最大限に引き出すために専用設計になった点や、誰にでも扱いやすく信頼できる燃料を商品コンセプトとしている点です。基本として、夏場はニードルを閉める傾向、冬場はニードルを開ける傾向などのように環境の変化に対してニードルが変化することが前提になり、湿度や気圧などの変化も少なからずその要素となりえます。

日々ニードルは変わると言っても決して言い過ぎではありません。日本のように四季がある国では、その条件も特別であることを理解する必要があります。しかし、興味関心の無い一般の人にとっては、このエンジンサウンドはただのノイズとなります。安全面の配慮とともに、充分注意すべきポイントです。

2007年9月14日金曜日

ラジコン プロポの設定

ラジコン用プロポの設定で、DIRとは修正する方向を決める働きがあり、機体によってリンケージが違います。例えば今回の機体ではREV側ですが、NORで使用する機体もあります。もしこれが逆だと、向いた方向に更に舵を入れてしまいますので、機体が回転したまま止まらなくなります。火に油を注ぐとはこの事です。 GAINとは、修正する量を感度と言いますが、そのカウンター操作量を調整する機能のことです。少ないと押さえが悪いですし、多いとハンチング(小刻みにテールが左右に触れる現象)が起こります。

要するに、カウンター操作が多すぎてお尻が振ったままになるのです。ここで1番注意すべきことは、勝手に送信機のスイッチを入れないことです。ちなみに、送信機に“20”と貼ってありますが、これは電波の周波数です。ラジコンには何種類かの周波数があって、皆さんはバンドと言っています。さて、もし勝手に送信機を入れるとどうなるか? 実は、同じバンドの方がいたら混信して墜落してしまうのです。飛行クラブでは、必ず周波数の管理板(今使用しているバンドがわかる)がありますので、調整をしてもらう場合も必ず周波数の確認をしてください。

もし一人で作業する場合、しっかりと始動前確認をしましょう。(出来るだけ経験者に指導してもらってください) 今から確認する事は、機体の取り扱い説明書(以降、取り説)に丁寧に書かれていますので、まずそれを見て予習してください。燃料は燃料ポンプを使用して給油します。今回の機体には、まだ燃料フィルターが付いていませんので、皆さんのを参考に取り替えましょう。今回はT型のフィルターを装着しました。給油時には、エンジン側に燃料が行かないようにストッパーを使用しますが、いろんな種類のものが有りますので、模型屋さんで選んでください。

よく忘れてしまうのですが、忘れるとエンジンの中に燃料が入り過ぎて、エンジンが回らなくなります。この場合はプラグレンチでプラグを外して燃料を抜きましょう。この機体は燃料タンクが前にあるので、本来少し見えにくいのですが、今回は着色燃料ですので非常に見やすく、給油作業がラクです。練習の前に送信機の周波数確認・始動前点検を必ず行いエンジン始動します。これをご覧になられている先輩方は、ぜひ是非入門者に付いて教えてあげてください。機体と操縦者は必ず10M以上離れてください。

2007年9月13日木曜日

ラジコン飛行機 バルサキット製作

ラジコン飛行機のエンジン廻りのグロー燃料対策は、模型飛行機専門店で売られている、いわゆる塩ビ塗料で問題ありません。もちろん手に入るのであればラジコン専用の物を選ぶにこしたことはありません。画像の接着剤には塗布用の刷毛が親切にもふたに付いているのですが,その下にある長柄の筆があれば,エンジンブロックの奥や細かいところにも塗れるので重宝します。

粘度もちょうど良く薄めてありますので,そのまま塗れます。値段は右側の大きい缶で400円弱です。使用する上での注意点としては,一度塗ってしまうとその上に接着剤は付かなくなってしまいます。胴体を仕上げた後に塗るようにし,胴体内部の燃料タンク部分に塗る時には,燃料タンク取付部分にまで付けないように(タンク取付後に改めて塗ります)気を付けましょう。

表面被覆用フィルムは、ラジコン飛行機を作ったことの無い方にはなじみのない物かも知れません。ある一定以上の温度になると収縮するプラスチック製のフィルムで,画像にある物では裏面に熱で溶ける接着剤が塗布されています。現在市販されている物では,オラライトと呼ばれる物が取扱いも易しく軽量で,最も適しています。エクセルコートと呼ばれるフィルムも輸入されていましたが,現在はほとんど手に入らない状況です。

「ダブル巻,トリプル巻は線同士の隙間が少なくなるので多く巻ける」と昔からいわれていますが,それはローターを巻く領域の「外側の面」を考える時にのみ通用します。ローターを巻く領域の線同士が重なる部分は,良く考えてみると,全面積に対する隙間の面積は(1-π/4)でどんなターン数でも変わりありません。ほんとにそのようなメリットを得ようとするなら,太い巻き線と細い巻き線をセットで,しかもきれいに巻く事が必要になります。

2007年9月12日水曜日

ラジコン空物への入門

最初のラジコン飛行機は、高翼のトレーナー機や、のんびりフライトができるハンドランチグライダーなどがいいと思います。サーマルは地上付近では小さく、上空に行くに従って大きくなる傾向がありますが、その特性を知るとサーマルハンティングにはとても役に立ちます。まず、はじめに機体をサーマルに乗せるためには、サーマルを探す必要がありますが、それには初期高度を取ることがとても重要になってきます。はじめに何らかの手段で初期高度を高く取ることは、サーマルを見つけるために移動する際の時間を多く取ることもできますし、はじめに見つけたサーマルへ高い位置で乗ることにより、より大きなサーマルの条件を得ることができます。

地上付近ではなかなか上昇できない場合でも、同じサーマルで高度が10メートル高かっただけで楽に上昇することができるようになったりします。機体を風に向かってできるだけ高い位置に上昇させ、風に向かって斜めに機体を前進させます。サーマルの感じ方はとても表現にすることは難しいのですが、「ふわふわ」と機体がするとでも言いましょうか。何度かサーマルに当たって感じることにより、その感触を味わえることができるでしょう。サーマルに当たると、機体が自然に上昇したり、スピードが上がったり、操縦が難しくなったりと言った状況が起こります。

サーマルに当たらない場合は、また向きを90度変えて反対側に斜めに飛行させましょう。何度か同じ事を繰り返すと、サーマルに当たらなければ機体は高度を下げてしまいます。ある程度機体の高度が低くなったら、飛行場に帰ってきて、着陸態勢に入りましょう。ある程度上記を繰り返すことにより、必ずサーマルに当たっている場合が出てきます。それが感じられるか感じられないかは、経験を積んで行くしかありません。サーマルを見つける上で重要なことは、一度飛んで感じない空域をまた飛んでもサーマルは無いと言うことです。

ほとんどの場合風とほぼ同じスピードでサーマルは流れると考えて良いと思いますが、飛行場上空を四角形で飛行しても、前側で飛んだ空域を四角く回って後ろ側でまた飛んでしまうと、そこにはサーマルは無いと言うことです。はじめはジグザクで風に向かって、同じ空気を飛ばずに多くの空域を飛ばすことがサーマルをできるだけ少ない飛行で見つけるには重要です。

2007年9月11日火曜日

ラジコングライダーでサーマルを探す

かなりの確率でサーマルに機体は当たります。その距離や大きさは、経験を積まなくては判断は難しいでしょう。サーマルはほぼ自分の頭の上空です。少しずつ風が変わりながら吹いてきて、また前方からの風になりました。そして「ひゅー」と結構な風が前から吹き込みました。この条件ではサーマルは風下に移動しました。同時に、サーマルの周りは下降気流となるケースが多いので、自分よりも前の空域は下降帯に入っています。

この場合、機体は自分よりもどんどん風下に持って行かなくてはなりません。実際はこのようなわかりやすい風の流れはなかなかありません。サーマル同時にいくつか発生しているケースが多いので、風も複雑に入り乱れます。しかし、基本は変わりません。風の方向で、サーマルの予測はできるのです。この経験を積んで行くことにより、「今」は上がらない。「今なら」上がると言う判断が付いて来ることでしょう。サーマルを渡り歩くと、一度の飛行で30分、1時間と飛行させるには一つのサーマルではできない場合が多いことでしょう。

その為に、あるサーマルに乗り高度を取って、また風上のサーマルに乗り換える。そしてそれを風下に追いかけ、また上昇させて次の風上のサーマルに渡る。このようなサーマルハンティングを行うことにより、長い時間飛行を続けることが可能となります。高い位置でサーマルを見つけると、比較的広い範囲での飛行が可能となるため次のサーマルへの移行も容易になります。また、サーマルとサーマルの間は下降気流のケースが多いので、ある程度機体の高度を次のサーマルに移動するためには確保することが必要です。私は一度の飛行で最長1時間45分程度させたことがあります。

このケースでは何度と無くサーマルを渡り歩きました。最後は首が疲れて飛行を中止しましたが、1時間程度の飛行は何度と無く行ったことがあります。飛ばしに行くたびに1時間も飛んでしまうので、1日1回しか飛行しない日も今年は多くありました。ハンドランチでも、一度投げると電池が無くなるまで飛行させるなんて事も可能です。「本当に」と思うかも知れませんが、経験を積むことにより不可能では無いことを私も実感しました。本当に、サーマルハンティングを故意的に行うことは可能です。サーマルは無くても高度ある程度維持できます。

2007年9月10日月曜日

ラジコン K&Sパーツ

ヘリコプターをはじめとした模型飛行機用の超小型ロータリーエンジンが市販されています。ガバナーは、簡単に言うとエンジンの回転数を一定にコントロールする物です。ノーマルP.1500回転に設定すれば、ピッチの変化にエンコンが追従し、常に一定に保とうとします。つまりエンジンコントロールは、ガバナーが行ってくれるため エンコンスティクはピッチだけの操作になります。(ガバナーSW ONの時)ガバナーは設定したローター回転数を保持しようと、エンジンを自動コントロールしますから スロットルカーブの調整がいりません。

また 上空演技等でピッチを抜いたときエンジンが過回転にならず、オーバーヒートの心配も少なくなります。まず、メインニードルを2回開きます。エンジンを始動し、ホバリングをします。ボルトオンですので、ニッケル水素3300の8セル仕様にも戻せます。冬季はこの方が良さそうです。とりあえず14Tピニオンでテストしてみますが、テールセンターハブの問題が解決しましたのでもうすこし回転数を上げることも可能です。ラジコンヘリの重心位置はこれで合っています。

FRP製のボディーならそのまま入りそうですので、スケールボディーを使うならこちらの方が良さそうです。軽量化という事では圧倒的に有利となります。小容量のセルを並列接続するよりも安定していると思います。リチウムポリマー3セルの11.6vですので、コントローラーのBECによる受信機電源供給は600クラスのヘリでは使用できません。

K&Sパーツを入れ、現在は良く飛んでいます。舵を打ったときのロスが減り、スタントなどの動きでも舵が入ります。市販品で良くなるのは嬉しい事です。スロットルはホバリングで50%以上開けます、この状態で2タンクならします。ホバリングでガスが薄くなるようであれば、ガスが濃くなるまでスローニードルを開きます。2タンクはすごく濃いガスでエンジンを回します。この2タンクでエンジンに回ることを教えるような感じです。

2007年9月9日日曜日

ホバリングに最適なバッテリー

まず、使用する電池を決めます。これもフライト形態に大きく影響を及ぼしますが、最低で3セルのリポから6セル程度までの仕様を考えることができます。ホバリングでは一般的な仕様の場合、概ね15Aから18Aでホバリングをします。省電力型にする場合はこれ以下でも飛行は可能の様ですが、ホバリング中心の標準的な仕様の場合は、3000mAの電池で10分程度のフライトが可能の様です。

特にエレベーターは、HPM方式では超小型サーボ1個でのコントロールとなるため、トルク不足が発生しやすく、ピッチングしやすい機体となってしまいます。小型電動400クラスヘリには、SWM方式をお奨めします。

2007年9月7日金曜日

ラジコン飛行機 電動400クラス

電動400クラスは割と小型ですから、「飛行はかなり不安定では・・・?」と思われる方もいるかと思いますが、シリンダー・ヘッド,メイン・ギヤといった突起物がなく、またエンジンによる機体の振動がなく、舵のビビリがないため、「舵を打たない限り動かない」といった感じの安定感があります。

どちらかというと、安定性と操縦性は10パイロンのシニア・クラスに近いと言われています。見た目も 非常に綺麗に仕上がっており、割締めを採用しているため、調整も簡単に出来 取り付けもロック剤無しでOKです。サーマルを予測すると、サーマルに乗せる確率を上げようとするでしょう。実際にサーマルを見ることはできません。

しかし、なれてくるとかなりの確率でサーマルを予測することができます。サーマルは風の流れです。上昇気流が起こる場合は、その周りから空気を集めて上に持って行きます。ある程度上記を繰り返すことにより、必ずサーマルに当たっている場合が出てきます。それが感じられるか感じられないかは、経験を積んで行くしかありません。サーマルを見つける上で重要なことは、一度飛んで感じない空域をまた飛んでもサーマルは無いと言うことです。

2007年9月6日木曜日

ラジコンヘリのワンウエイベアリング

取り扱いが一番難しいのが、ワンウエイベアリングです。ワンウエイベアリングは、ニードルローラーをプラスティック製の保持器で保持しているタイプが多いようです。グリスの中には、このプラスティックを侵してしまうものもあります。一般的に通常のグリスやオイルを塗布することは厳禁です。ベアリング破損の大きな原因になります。

たとえば、離陸一つをとっても、どんなにきれいな離陸でもさっと一気にアイレベルまで上がってしまったら、いい点は付かないでしょう。何故かというと審査員の方は、演技者がちゃんと機体をコントロールして水平に真っ直ぐに浮上していっているのかを判断しなくてはならないわけです。ところが、すっと上がってしまったら、うまくてきれいに上がったのかたまたまきれいに上がったのかが、判断できないわけです。

夏の時期、EP機をフライトさせているととてもパワフルでした。設定は120枚のメインギヤに21Tないし22Tのピニオン、5セルのリポで18.5ボルト、890KV値のモーターです。ギヤ比は5.4前後となりKV値から換算してモーターの最高回転値は16465回転。ギヤ比から換算してメインローターの最高回転(計算上)は3000/RPMとなります。かなり元気に(あくまでもこの回転域は自己責任に置いて行ってください)飛行しておりました。

9月、10月、11月と何となく通り過ぎ、12月、1月と季節が冬になって気がつくと、とてもパワーがありません。その代わり飛行時間がなんだかとても長く飛びます。「初心者にも分かりやすく作りやすい」をコンセプトに企画から金型制作、ボックスアートまで自社一貫体制で対応しており、日本国内では随一の開発力を持つ。そのとおり誰にでも組み立てられ、パーツの精度の良さ・かつ完成度の高い作品を作ることができる。

ラジコンエンジンのノイズ

一般的にガソリンエンジンや電動というと、グローエンジンに比べノイズが出やすいのではないかとのご心配があると思います。確かにその傾向はあります。しかし、きちんとおさえるところをおさえておけば、特に現在の無線システムであれば問題はありません。

機体は、市販の物で、OS32SXHか、46FXHを付けた機体ならどれも問題ないと思います。メンテナンス性や部品の入手しやすさで選べばいいのではないでしょうか。近くにいる経験者と同じ物にするというのが良いかも知れません。放電しすぎると、かえってニッカドにダメージを与えてしまう(オート・カット方式放電器以外の手段で放電作業を行った場合等)ということも、また知っておく必要があります。

2007年9月5日水曜日

ラジコンのニードル調整

燃料はコスモエアロスター15%でプラグはOS-A3、ペラはMKの8X4を共通して使っています。ニードル位置ですが、10は中速以下で3タンク、15はほぼ全開で6タンク飛行機を固定して慣らしをします。ペラは実際に使うもので慣らしました。この時ガスが充分に濃い状態がいいと思います。

逆に、ループの後半でピッチを抜いたときにエンジンの回転が下がってしまわないか。程々に回転が上がるようにそのときの(50%付近?)スロットルカーブを上げます。ループの後半では機体の重さをローターが受け止めるのでローター回転が落ちる。低ピッチの時にエンジンが回りすぎるとオーバーヒートの原因になりますし、回らなすぎると頼りない感じがします。

基本は回転があまり変わらないようにすることです。また、比較的軽翼面荷重であるため(QRPの機体の場合、ムサシノのプレイリー号と同じくらいです。)、手投げ発進や、着陸にも余裕があり、またループやロールも余裕でこなす性能も併せ持っていますから、レースを目的としない通常のスポーツ・フライト指向の方も、十分楽しめると思います。とにかく、説明するよりも、一度実際の飛行を見ていただければ、一目瞭然でしょう。

2007年9月3日月曜日

小型の電動ラジコン飛行機

小型の電動ラジコン飛行機は、「飛行はかなり不安定では・・・?」と思われる方もいるかと思いますが、シリンダー・ヘッド,メイン・ギヤといった突起物がなく、またエンジンによる機体の振動がなく、舵のビビリがないため、「舵を打たない限り動かない」といった感じの安定感があります。どちらかというと、安定性と操縦性はパイロン機に近いと言われています。このESCはパワーが出るがこっちはなんかあまりパワーが出ないなどと言った事が聞かれますが、それらはこのプログラミングとセッティングの違いによる結果でしょう。実際に現在国内で販売されているESCのほとんどは、ほとんど数社の同じ場所で生産されているようです。OEM等によりその名称や見た目は違いますが、味付けを換えているだけで同じ物も結構あります。

2007年9月2日日曜日

ラジコン ディープなマニア

ディープなマニアの間ではRCカーに搭載することが密かなブームとなっている。コンテスト指向の方には必需品です。通常 エンジン調整は、割とあまめに調整しますね。これはただ単にエンジンを保護するためだけではありません。濃いめに設定することで トルクが太くなり ホバリング゙では、ドッシリとした安定感が出せます。しかし、上空演技ではある程度高回転の方が演技しやすくなります。この調整が難しいですね。ニードルコントロールを装備すれば 演技中にこの調整を簡単に行うことが出来ます。
最初は、高翼のトレーナー機や、のんびりフライトができるハンドランチグライダーなどがいいと思います。

2007年8月20日月曜日

ミカドヘリの取り扱い中止

独ミカドヘリの日本総代理店(オム二コル株式会社)が、ミカドヘリシリーズ製品の取り扱いを中止してしまいました。同シリーズは電動ヘリの発展期から既に登場しており、唯一のフルサイズ電動ヘリとして君臨していましたが、最近では、同じクラスに競合機(アラインのT-REX600など)が発売され、機体の性能、価格面でも競合してしまったことが原因かも知れません。ミカドシリーズの撤退は残念ですが、このクラスの今後の他社展開に期待しましょう。

2007年6月28日木曜日

KO 近藤科学

フタバ、JRはラジコン界ではメジャーな存在ですが、KOって、ややマイナーな印象があります。しかし、ラジコン自動車関係では、 先駆者的メーカーのようですね。クルマ用のホイール型プロポを他社に先駆けて考案したのは、KOのようです。今ではラジコンドライバーの殆どがホイール型送信機を使っていると思います。

<KOとは>
近藤科学株式会社(こんどうかがく - )は、ラジオコントロール機器およびロボット関連機器を製造する電気機器メーカーである。 本社は東京都荒川区。 ラジオコントロール装置はKO Propoのブランドで世界的に有名である。 ラジコンの中でも自動車用製品に強く、スピードコントローラは国内メーカーの中で最も人気がある。また、現在ラジコンカー用送信機として標準になっているホイール型送信機は、近藤科学が80年台に発売したEX-Iがスタイルを確立した製品である。近年はロボット向けサーボモーターも販売している。出典:Wikipedia

2007年6月21日木曜日

ラジコン飛行機 オジサンデビュー

このページを見て頂いている方の中には、幼少時代・少年時代にラジコン空物がやりたかったが、お金が無くて、又は勉強が忙しくて出来なかった。大人になった現在、あらためて挑戦してみたい!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。昔はラジコン機材も高価で、なかなか手が出なかった、という方も多いと思います。現在、電子機器の生産は、主に台湾で行われているようです。

品質面では、国産ラジコンメーカー品であれば全く問題ありません。更に近年では、海外メーカーの製品も選びやすくなり、ラジコンの世界でも価格破壊が起きているようです。ユーザーとしては歓迎すべきことですね。

一方、昔と比較すると、飛行場所は激減しているのが悩ましいところです。 開発などで宅地化が進み、ラジコン飛行機やラジコンヘリを飛ばす場所は、以前より探すのが難しくなってきました。

2007年6月19日火曜日

電動空物の世界

電動ラジコン空物の世界では、技術の進歩は日進月歩です。「5年ひと昔」といった状況でしょうか。動力用電源も、ニッカドバッテリー、ニッケル水素バッテリー、リチウムポリマーバッテリー、の順番で重量、容量、出力とも向上してきました。 現時点では、リチウムポリマーバッテリーが最高のパフォーマンスを発揮しています。

一方、安全性の観点では、まだまだ解決されていない危険性もあり、将来的にはリチウムイオン電池へ移行するものと思われます。保管の際の安全性がかなり確保されているようですから、今後はこれが主流となっていくでしょう。 セルの組み合わせにもよりますが、200グラム程度の重量で、30クラスの電動機を飛ばすことが出来るようです。出力面でも必要充分ですね。