2007年9月11日火曜日

ラジコングライダーでサーマルを探す

かなりの確率でサーマルに機体は当たります。その距離や大きさは、経験を積まなくては判断は難しいでしょう。サーマルはほぼ自分の頭の上空です。少しずつ風が変わりながら吹いてきて、また前方からの風になりました。そして「ひゅー」と結構な風が前から吹き込みました。この条件ではサーマルは風下に移動しました。同時に、サーマルの周りは下降気流となるケースが多いので、自分よりも前の空域は下降帯に入っています。

この場合、機体は自分よりもどんどん風下に持って行かなくてはなりません。実際はこのようなわかりやすい風の流れはなかなかありません。サーマル同時にいくつか発生しているケースが多いので、風も複雑に入り乱れます。しかし、基本は変わりません。風の方向で、サーマルの予測はできるのです。この経験を積んで行くことにより、「今」は上がらない。「今なら」上がると言う判断が付いて来ることでしょう。サーマルを渡り歩くと、一度の飛行で30分、1時間と飛行させるには一つのサーマルではできない場合が多いことでしょう。

その為に、あるサーマルに乗り高度を取って、また風上のサーマルに乗り換える。そしてそれを風下に追いかけ、また上昇させて次の風上のサーマルに渡る。このようなサーマルハンティングを行うことにより、長い時間飛行を続けることが可能となります。高い位置でサーマルを見つけると、比較的広い範囲での飛行が可能となるため次のサーマルへの移行も容易になります。また、サーマルとサーマルの間は下降気流のケースが多いので、ある程度機体の高度を次のサーマルに移動するためには確保することが必要です。私は一度の飛行で最長1時間45分程度させたことがあります。

このケースでは何度と無くサーマルを渡り歩きました。最後は首が疲れて飛行を中止しましたが、1時間程度の飛行は何度と無く行ったことがあります。飛ばしに行くたびに1時間も飛んでしまうので、1日1回しか飛行しない日も今年は多くありました。ハンドランチでも、一度投げると電池が無くなるまで飛行させるなんて事も可能です。「本当に」と思うかも知れませんが、経験を積むことにより不可能では無いことを私も実感しました。本当に、サーマルハンティングを故意的に行うことは可能です。サーマルは無くても高度ある程度維持できます。

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