2007年9月27日木曜日

ラジコン ニッカドの電流値

単純に計算しますと、500ARと600AEはそれぞれ 500mAh, 600mAHですから、500AR:500×3=1,500mA=1.5A(アンペア)、600AE:600×3=1,800mA=1.8A(アンペア)ということになりますが、実際には内部抵抗の少ない500ARの方が充電電流を大きく設定できるという傾向があります。よって500ARの1.5Aというのは余裕のある数値と見ることができますが、600AEの場合はかなり調子の良いニッカド・パックで1.8Aが限界で、あまり調子の良くないパック(長期間使用していなかったものです。

パワーが出なかったり、モーターラン時間が他のパックより短いもの等)はこれより少ない電流値(1.0~1.2A程度)に設定した方が無難です。いずれにしても個々の充電器の性能や特性には違いがありますので、使用する充電器のメーカーの取説記載のデータを基準に電流値の設定を行って下さい。こうしておけば、ギアチャンネルで常時完全にオフに設定する事も出来るし、常時オンにしておいても、スロットルがあるレベル以下ではオフになります。

着陸時などスロットルを絞ると自動的にオフになります。スタントモードではいつもオンになり、ホールド時は自動的に切れますので、ほとんどガバナーを使っていると意識する必要はありません。燃料と空気はキャブレタでブレンドされて混合気となります。この混合気が燃焼室で爆発してピストンを動かします。エンジンの回転の特性はこの混合気の内容とプラグの特性で大きく変わることになります。またエンジンにかかる負荷にも影響を受けることになります。

この混合気は可燃性のメチルアルコールやニトロメタンの量と支燃性の酸素の量とで色々な混合気になります。エンジンが吸入した空気の重量と燃料の重量の比のことを空燃比(空燃比=吸気空気重量/供給燃料重量)といいます。空気と燃料が過不足なく反応(燃焼)する場合の空燃比のことを理論空燃比といいます。酸素にくらべ燃料成分が多い(空燃費小さい)場合、混合気が濃い(リッチ)といい、逆に燃料成分が少ない(空燃費が大きい)場合、混合気が薄い(リーン)といいます。

2007年9月24日月曜日

電動ラジコン機 スピコンのセッティング

Schulze Future45beとかKontronik Smile40 などのラジコン・スピードコントローラーは短時間(10sec)60AくらいまでOKなので、飛行機みたいに水平飛行させない限りコントローラーは燃えないと思います 。なお、これらはマウント部が540モーターより狭いので、機体側に改造が必要です。プロペラ軸は4mm径です。似たようなモーターを似たような用途で使うときには似たような負荷係数になる。KV値と負荷係数を用いればモーター、プロペラ選定の目安になります。

KV値と負荷係数を用いる選定方法は正道ではありません。つまり、上記で見たようにハズレもあり得ます。これは負荷係数というものが経験値なので仕方ないです。効率が違うモーターだと負荷係数が違うこともある。ですから、ラジコンのESCの電流制限を考えると、ここでした様に電流計で計測するのが安全確実ではあります。または、Aeronaut14*7の場合、回転数を調べると、ここに示したデータを参考にして電流値が予想できます。本来は、「用途に合ったモーター」を選ぶべきです。

そのためには、Rm,Ioモーター理論的に性能表を計算して、最大効率点に近いところで運転するように、モーター選定すべきです。このとき、厳密に最大効率点を狙う必要はありませんが、ある程度意識するとハズレが少なくなります。なお、2000RCと比べて時間と容量は単純に二割増しとはいかないみたいですが、これは以前の1700SCRCと2000RCの比較でもそういう傾向が見られました。Yokomo Zapped plus-4 6cellsとの比較でも、かなり健闘しています。電圧の差はわずかに2%です。という事は有負荷時の実回転数にして1%程度しか差がでないはずです。

また、時間、容量も顕著な差はありませんが、数秒を争うラジコン飛行機競技ではこういう僅かな差が限られた上級ドライバーにとっては大きなアドバンテージになるのでしょう。むしろ、空物ユーザーとして注目すべきは、内部抵抗の大きな違いです。この辺はさずかに高価なZappedにはかないません。つまり、30Aとか50Aとか流れると大きな電圧差が現れるはずです。最初は、高翼のトレーナー機や、のんびりフライトができるハンドランチグライダーなどがいいと思います。サーマルは地上付近では小さく、上空に行くに従って大きくなる傾向がありますが、その特性を知るとサーマルハンティングにはとても役に立ちます。

2007年9月22日土曜日

ラジコン サーボはどんな物が良いか

サーボは良い物に越したことはありませんが、安い物でも使えます。しかし予算に余裕が有るなら、スーパーサーボやコアレスサーボ、デジタルサーボにした方が32クラスでも飛びが違います。ダブルベアリングやコアレスモーターで、ニュートラルの精度やメカ的な安定度が違うからです。外力がかかったときの安定度が違うので、振動ジャイロ用のサーボは専用の物に限ります。そうしないと振動ジャイロの効果が無くなるだけでなく、ジャイロのゲインが高すぎてサーボが反応できず壊れてしまうようです。サーボホーンの大きさとジャイロ感度は密接な関係があります。

ジャイロはハンチングしない一歩手前まで感度を上げて使います。ジャイロが70-80%位の感度でホバリングでき、50-60%位の感度で上空飛行できる位の大きさのホーンを付けるのが良いと思っています。ホーンが小さすぎると、テールの止まりがゆったりとし、大きすぎると荒くはねるような感じになると思います。この感じはテールローターの直径を変えても同じようになります。オートロは飛行中の姿勢が非常に重要です。

180度回ってヘリパットに着陸するのではだめで、飛行姿勢がきれいで、最初から最後まで一定の回転率で回っていることが重要です。最後に直線進入になってしまうと大きく減点されます。ヘリパット内への着陸ををねらって姿勢が乱れるよりは、きれいにスクエア内に入った方が点がいいです。昨年から競技会も開催されるようになり、これから注目されるジャンルの一つです。注目すべきは、今までの電動プレーンのイメージを一気に払拭するパワーとスピードでしょう。100~125m間隔(現在のところ主催者により異なる)にセットされた2点のパイロン間を3分間で何周するかという競技ですが、平均時速は約120Km/hにも達します。

手投げ発進や、着陸にも余裕があり、またループやロールも余裕でこなす性能も併せ持っていますから、レースを目的としない通常のスポーツ・フライト指向の方も、十分楽しめると思います。とにかく、説明するよりも、一度実際の飛行を見ていただければ、一目瞭然でしょう。トレーナー機に必要な条件は、ゆっくりとしたスピード, 安定性, 操縦性そしてなにより、飛行練習に必要な十分なフライト時間です。単純に考えれば、飛行時間を確保するには、大容量のニッカド・バッテリーを搭載すればよい、と考えがちですが、相当な重量増加を伴うため、飛行性能を維持できず,きわめて操縦性の悪い、そして最悪の場合、上級者でも飛行が難しい機体になってしまいます。

2007年9月19日水曜日

ラジコン用グローエンジンについて

アルクロームと呼んでいる、ラジコン用シュニューレABCエンジン(アルミのピストン・真鍮のシリンダースリーブ+クロームメッキ、エンヤの場合はAAC)や、後方にギアを置いた4サイクルエンジン(リバース可)など、技術的に最先端を進んだケースもありました。いまだにクロスフロー掃気のエンジンをラインナップに残したり、かなり古いエンジンも修理可能などアフターサービスが良く、古くからの愛好者を大切にしていることには定評があります。現在、エンジンは10LA・15LA、2台とも現在使っています。一般的なトレーナー機ではなくムサシノの飛行機ですのでニードルを締めこんだ状態での全開飛行はほとんどありません。すべての方に当てはまるかは分かりません。

OSは、模型用エンジンの開発・製造で常に業界をリードする企業でした。模型も実物も作動原理は同じです。「模型」というより「小さな実物」と言った方が近いかもしれません。高品質な製品は世界中で高い評価を得ています。また、田宮模型にも技術協力しているようです。模型用パルスジェットの販売や、模型用ロータリーエンジンの世界初の量産、4サイクルエンジン、スーパーチャージャー、燃料噴射装置等、技術革新に積極的なOSエンジンは、愛好家にとって欠かせない物となっています。

ラジコン飛行機による世界初の大西洋横断時にも、OSのエンジンが使用されたそうです。また、ライブスチーム(模型蒸気機関車)の製造・販売も手がけていて、こちらも高い評価を得ています。ニードル調整の基本は取り説に書いてある通りですが、メインニードルとスローニードルと共に絞らなければいけません。新品のエンジンの場合、5フライト位はこのままの設定で行います。プラグヒートを外すとブツブツと言った感じで止まる場合は メインニードルを45゜締めて下さい。

ガバナーが無い時、ストールターンの降下時にエンジン回転が上がらないようにスロットルカーブを設定すると、ループの抜けで回転が下がって気持ち悪いといった感じですべての場合を一つのスロットルカーブで対処するのは難しいですが、ガバナーは難なくそれをカバーしてくれます。ストールターン下降時にはガバナーが無いとエンジン回転が上がってしまいますが、ガバナーがあると、ガバナーはローター回転を落とそうとして、そうとうスロットルを閉じるようです。そのためスロットルが閉じられすぎてエンストするという事もあるようです。

2007年9月18日火曜日

模型用グローエンジン

グローエンジンを搭載したラジコン飛行機のサウンドは、ラジコンフライヤーにはたまらなく心地よいものです。実機のような感覚で、スケール機に搭載すれば雰囲気満点。電動が全盛の現在でも、オールドファンを中心に、根強い愛好者がいます。燃料は、まず容器を開封したことによって、揮発性の高いメタノールやニトロメタンの 気化が進みます。また外気(空気や湿気)の進入や接触は、空気中の酸素や湿度によって燃料の成分を劣化させる原因となります。

これらの理由から、開封 後の燃料を長期間に渡って使用し続けた場合、本来の燃料特性の低下やエンジンの錆などのトラブルにつながる恐れがあります。また、ごみの混入などもトラブルにつながりますので開封後は細心の注意をするよう心がけましょう。一番の違いとして、エンジンに対する防錆効果や清浄効果など、メンテナンス性が格段に向上した点になります。

また、各RCジャンルの特性を最大限に引き出すために専用設計になった点や、誰にでも扱いやすく信頼できる燃料を商品コンセプトとしている点です。基本として、夏場はニードルを閉める傾向、冬場はニードルを開ける傾向などのように環境の変化に対してニードルが変化することが前提になり、湿度や気圧などの変化も少なからずその要素となりえます。

日々ニードルは変わると言っても決して言い過ぎではありません。日本のように四季がある国では、その条件も特別であることを理解する必要があります。しかし、興味関心の無い一般の人にとっては、このエンジンサウンドはただのノイズとなります。安全面の配慮とともに、充分注意すべきポイントです。

2007年9月14日金曜日

ラジコン プロポの設定

ラジコン用プロポの設定で、DIRとは修正する方向を決める働きがあり、機体によってリンケージが違います。例えば今回の機体ではREV側ですが、NORで使用する機体もあります。もしこれが逆だと、向いた方向に更に舵を入れてしまいますので、機体が回転したまま止まらなくなります。火に油を注ぐとはこの事です。 GAINとは、修正する量を感度と言いますが、そのカウンター操作量を調整する機能のことです。少ないと押さえが悪いですし、多いとハンチング(小刻みにテールが左右に触れる現象)が起こります。

要するに、カウンター操作が多すぎてお尻が振ったままになるのです。ここで1番注意すべきことは、勝手に送信機のスイッチを入れないことです。ちなみに、送信機に“20”と貼ってありますが、これは電波の周波数です。ラジコンには何種類かの周波数があって、皆さんはバンドと言っています。さて、もし勝手に送信機を入れるとどうなるか? 実は、同じバンドの方がいたら混信して墜落してしまうのです。飛行クラブでは、必ず周波数の管理板(今使用しているバンドがわかる)がありますので、調整をしてもらう場合も必ず周波数の確認をしてください。

もし一人で作業する場合、しっかりと始動前確認をしましょう。(出来るだけ経験者に指導してもらってください) 今から確認する事は、機体の取り扱い説明書(以降、取り説)に丁寧に書かれていますので、まずそれを見て予習してください。燃料は燃料ポンプを使用して給油します。今回の機体には、まだ燃料フィルターが付いていませんので、皆さんのを参考に取り替えましょう。今回はT型のフィルターを装着しました。給油時には、エンジン側に燃料が行かないようにストッパーを使用しますが、いろんな種類のものが有りますので、模型屋さんで選んでください。

よく忘れてしまうのですが、忘れるとエンジンの中に燃料が入り過ぎて、エンジンが回らなくなります。この場合はプラグレンチでプラグを外して燃料を抜きましょう。この機体は燃料タンクが前にあるので、本来少し見えにくいのですが、今回は着色燃料ですので非常に見やすく、給油作業がラクです。練習の前に送信機の周波数確認・始動前点検を必ず行いエンジン始動します。これをご覧になられている先輩方は、ぜひ是非入門者に付いて教えてあげてください。機体と操縦者は必ず10M以上離れてください。

2007年9月13日木曜日

ラジコン飛行機 バルサキット製作

ラジコン飛行機のエンジン廻りのグロー燃料対策は、模型飛行機専門店で売られている、いわゆる塩ビ塗料で問題ありません。もちろん手に入るのであればラジコン専用の物を選ぶにこしたことはありません。画像の接着剤には塗布用の刷毛が親切にもふたに付いているのですが,その下にある長柄の筆があれば,エンジンブロックの奥や細かいところにも塗れるので重宝します。

粘度もちょうど良く薄めてありますので,そのまま塗れます。値段は右側の大きい缶で400円弱です。使用する上での注意点としては,一度塗ってしまうとその上に接着剤は付かなくなってしまいます。胴体を仕上げた後に塗るようにし,胴体内部の燃料タンク部分に塗る時には,燃料タンク取付部分にまで付けないように(タンク取付後に改めて塗ります)気を付けましょう。

表面被覆用フィルムは、ラジコン飛行機を作ったことの無い方にはなじみのない物かも知れません。ある一定以上の温度になると収縮するプラスチック製のフィルムで,画像にある物では裏面に熱で溶ける接着剤が塗布されています。現在市販されている物では,オラライトと呼ばれる物が取扱いも易しく軽量で,最も適しています。エクセルコートと呼ばれるフィルムも輸入されていましたが,現在はほとんど手に入らない状況です。

「ダブル巻,トリプル巻は線同士の隙間が少なくなるので多く巻ける」と昔からいわれていますが,それはローターを巻く領域の「外側の面」を考える時にのみ通用します。ローターを巻く領域の線同士が重なる部分は,良く考えてみると,全面積に対する隙間の面積は(1-π/4)でどんなターン数でも変わりありません。ほんとにそのようなメリットを得ようとするなら,太い巻き線と細い巻き線をセットで,しかもきれいに巻く事が必要になります。

2007年9月12日水曜日

ラジコン空物への入門

最初のラジコン飛行機は、高翼のトレーナー機や、のんびりフライトができるハンドランチグライダーなどがいいと思います。サーマルは地上付近では小さく、上空に行くに従って大きくなる傾向がありますが、その特性を知るとサーマルハンティングにはとても役に立ちます。まず、はじめに機体をサーマルに乗せるためには、サーマルを探す必要がありますが、それには初期高度を取ることがとても重要になってきます。はじめに何らかの手段で初期高度を高く取ることは、サーマルを見つけるために移動する際の時間を多く取ることもできますし、はじめに見つけたサーマルへ高い位置で乗ることにより、より大きなサーマルの条件を得ることができます。

地上付近ではなかなか上昇できない場合でも、同じサーマルで高度が10メートル高かっただけで楽に上昇することができるようになったりします。機体を風に向かってできるだけ高い位置に上昇させ、風に向かって斜めに機体を前進させます。サーマルの感じ方はとても表現にすることは難しいのですが、「ふわふわ」と機体がするとでも言いましょうか。何度かサーマルに当たって感じることにより、その感触を味わえることができるでしょう。サーマルに当たると、機体が自然に上昇したり、スピードが上がったり、操縦が難しくなったりと言った状況が起こります。

サーマルに当たらない場合は、また向きを90度変えて反対側に斜めに飛行させましょう。何度か同じ事を繰り返すと、サーマルに当たらなければ機体は高度を下げてしまいます。ある程度機体の高度が低くなったら、飛行場に帰ってきて、着陸態勢に入りましょう。ある程度上記を繰り返すことにより、必ずサーマルに当たっている場合が出てきます。それが感じられるか感じられないかは、経験を積んで行くしかありません。サーマルを見つける上で重要なことは、一度飛んで感じない空域をまた飛んでもサーマルは無いと言うことです。

ほとんどの場合風とほぼ同じスピードでサーマルは流れると考えて良いと思いますが、飛行場上空を四角形で飛行しても、前側で飛んだ空域を四角く回って後ろ側でまた飛んでしまうと、そこにはサーマルは無いと言うことです。はじめはジグザクで風に向かって、同じ空気を飛ばずに多くの空域を飛ばすことがサーマルをできるだけ少ない飛行で見つけるには重要です。

2007年9月11日火曜日

ラジコングライダーでサーマルを探す

かなりの確率でサーマルに機体は当たります。その距離や大きさは、経験を積まなくては判断は難しいでしょう。サーマルはほぼ自分の頭の上空です。少しずつ風が変わりながら吹いてきて、また前方からの風になりました。そして「ひゅー」と結構な風が前から吹き込みました。この条件ではサーマルは風下に移動しました。同時に、サーマルの周りは下降気流となるケースが多いので、自分よりも前の空域は下降帯に入っています。

この場合、機体は自分よりもどんどん風下に持って行かなくてはなりません。実際はこのようなわかりやすい風の流れはなかなかありません。サーマル同時にいくつか発生しているケースが多いので、風も複雑に入り乱れます。しかし、基本は変わりません。風の方向で、サーマルの予測はできるのです。この経験を積んで行くことにより、「今」は上がらない。「今なら」上がると言う判断が付いて来ることでしょう。サーマルを渡り歩くと、一度の飛行で30分、1時間と飛行させるには一つのサーマルではできない場合が多いことでしょう。

その為に、あるサーマルに乗り高度を取って、また風上のサーマルに乗り換える。そしてそれを風下に追いかけ、また上昇させて次の風上のサーマルに渡る。このようなサーマルハンティングを行うことにより、長い時間飛行を続けることが可能となります。高い位置でサーマルを見つけると、比較的広い範囲での飛行が可能となるため次のサーマルへの移行も容易になります。また、サーマルとサーマルの間は下降気流のケースが多いので、ある程度機体の高度を次のサーマルに移動するためには確保することが必要です。私は一度の飛行で最長1時間45分程度させたことがあります。

このケースでは何度と無くサーマルを渡り歩きました。最後は首が疲れて飛行を中止しましたが、1時間程度の飛行は何度と無く行ったことがあります。飛ばしに行くたびに1時間も飛んでしまうので、1日1回しか飛行しない日も今年は多くありました。ハンドランチでも、一度投げると電池が無くなるまで飛行させるなんて事も可能です。「本当に」と思うかも知れませんが、経験を積むことにより不可能では無いことを私も実感しました。本当に、サーマルハンティングを故意的に行うことは可能です。サーマルは無くても高度ある程度維持できます。

2007年9月10日月曜日

ラジコン K&Sパーツ

ヘリコプターをはじめとした模型飛行機用の超小型ロータリーエンジンが市販されています。ガバナーは、簡単に言うとエンジンの回転数を一定にコントロールする物です。ノーマルP.1500回転に設定すれば、ピッチの変化にエンコンが追従し、常に一定に保とうとします。つまりエンジンコントロールは、ガバナーが行ってくれるため エンコンスティクはピッチだけの操作になります。(ガバナーSW ONの時)ガバナーは設定したローター回転数を保持しようと、エンジンを自動コントロールしますから スロットルカーブの調整がいりません。

また 上空演技等でピッチを抜いたときエンジンが過回転にならず、オーバーヒートの心配も少なくなります。まず、メインニードルを2回開きます。エンジンを始動し、ホバリングをします。ボルトオンですので、ニッケル水素3300の8セル仕様にも戻せます。冬季はこの方が良さそうです。とりあえず14Tピニオンでテストしてみますが、テールセンターハブの問題が解決しましたのでもうすこし回転数を上げることも可能です。ラジコンヘリの重心位置はこれで合っています。

FRP製のボディーならそのまま入りそうですので、スケールボディーを使うならこちらの方が良さそうです。軽量化という事では圧倒的に有利となります。小容量のセルを並列接続するよりも安定していると思います。リチウムポリマー3セルの11.6vですので、コントローラーのBECによる受信機電源供給は600クラスのヘリでは使用できません。

K&Sパーツを入れ、現在は良く飛んでいます。舵を打ったときのロスが減り、スタントなどの動きでも舵が入ります。市販品で良くなるのは嬉しい事です。スロットルはホバリングで50%以上開けます、この状態で2タンクならします。ホバリングでガスが薄くなるようであれば、ガスが濃くなるまでスローニードルを開きます。2タンクはすごく濃いガスでエンジンを回します。この2タンクでエンジンに回ることを教えるような感じです。

2007年9月9日日曜日

ホバリングに最適なバッテリー

まず、使用する電池を決めます。これもフライト形態に大きく影響を及ぼしますが、最低で3セルのリポから6セル程度までの仕様を考えることができます。ホバリングでは一般的な仕様の場合、概ね15Aから18Aでホバリングをします。省電力型にする場合はこれ以下でも飛行は可能の様ですが、ホバリング中心の標準的な仕様の場合は、3000mAの電池で10分程度のフライトが可能の様です。

特にエレベーターは、HPM方式では超小型サーボ1個でのコントロールとなるため、トルク不足が発生しやすく、ピッチングしやすい機体となってしまいます。小型電動400クラスヘリには、SWM方式をお奨めします。

2007年9月7日金曜日

ラジコン飛行機 電動400クラス

電動400クラスは割と小型ですから、「飛行はかなり不安定では・・・?」と思われる方もいるかと思いますが、シリンダー・ヘッド,メイン・ギヤといった突起物がなく、またエンジンによる機体の振動がなく、舵のビビリがないため、「舵を打たない限り動かない」といった感じの安定感があります。

どちらかというと、安定性と操縦性は10パイロンのシニア・クラスに近いと言われています。見た目も 非常に綺麗に仕上がっており、割締めを採用しているため、調整も簡単に出来 取り付けもロック剤無しでOKです。サーマルを予測すると、サーマルに乗せる確率を上げようとするでしょう。実際にサーマルを見ることはできません。

しかし、なれてくるとかなりの確率でサーマルを予測することができます。サーマルは風の流れです。上昇気流が起こる場合は、その周りから空気を集めて上に持って行きます。ある程度上記を繰り返すことにより、必ずサーマルに当たっている場合が出てきます。それが感じられるか感じられないかは、経験を積んで行くしかありません。サーマルを見つける上で重要なことは、一度飛んで感じない空域をまた飛んでもサーマルは無いと言うことです。

2007年9月6日木曜日

ラジコンヘリのワンウエイベアリング

取り扱いが一番難しいのが、ワンウエイベアリングです。ワンウエイベアリングは、ニードルローラーをプラスティック製の保持器で保持しているタイプが多いようです。グリスの中には、このプラスティックを侵してしまうものもあります。一般的に通常のグリスやオイルを塗布することは厳禁です。ベアリング破損の大きな原因になります。

たとえば、離陸一つをとっても、どんなにきれいな離陸でもさっと一気にアイレベルまで上がってしまったら、いい点は付かないでしょう。何故かというと審査員の方は、演技者がちゃんと機体をコントロールして水平に真っ直ぐに浮上していっているのかを判断しなくてはならないわけです。ところが、すっと上がってしまったら、うまくてきれいに上がったのかたまたまきれいに上がったのかが、判断できないわけです。

夏の時期、EP機をフライトさせているととてもパワフルでした。設定は120枚のメインギヤに21Tないし22Tのピニオン、5セルのリポで18.5ボルト、890KV値のモーターです。ギヤ比は5.4前後となりKV値から換算してモーターの最高回転値は16465回転。ギヤ比から換算してメインローターの最高回転(計算上)は3000/RPMとなります。かなり元気に(あくまでもこの回転域は自己責任に置いて行ってください)飛行しておりました。

9月、10月、11月と何となく通り過ぎ、12月、1月と季節が冬になって気がつくと、とてもパワーがありません。その代わり飛行時間がなんだかとても長く飛びます。「初心者にも分かりやすく作りやすい」をコンセプトに企画から金型制作、ボックスアートまで自社一貫体制で対応しており、日本国内では随一の開発力を持つ。そのとおり誰にでも組み立てられ、パーツの精度の良さ・かつ完成度の高い作品を作ることができる。

ラジコンエンジンのノイズ

一般的にガソリンエンジンや電動というと、グローエンジンに比べノイズが出やすいのではないかとのご心配があると思います。確かにその傾向はあります。しかし、きちんとおさえるところをおさえておけば、特に現在の無線システムであれば問題はありません。

機体は、市販の物で、OS32SXHか、46FXHを付けた機体ならどれも問題ないと思います。メンテナンス性や部品の入手しやすさで選べばいいのではないでしょうか。近くにいる経験者と同じ物にするというのが良いかも知れません。放電しすぎると、かえってニッカドにダメージを与えてしまう(オート・カット方式放電器以外の手段で放電作業を行った場合等)ということも、また知っておく必要があります。

2007年9月5日水曜日

ラジコンのニードル調整

燃料はコスモエアロスター15%でプラグはOS-A3、ペラはMKの8X4を共通して使っています。ニードル位置ですが、10は中速以下で3タンク、15はほぼ全開で6タンク飛行機を固定して慣らしをします。ペラは実際に使うもので慣らしました。この時ガスが充分に濃い状態がいいと思います。

逆に、ループの後半でピッチを抜いたときにエンジンの回転が下がってしまわないか。程々に回転が上がるようにそのときの(50%付近?)スロットルカーブを上げます。ループの後半では機体の重さをローターが受け止めるのでローター回転が落ちる。低ピッチの時にエンジンが回りすぎるとオーバーヒートの原因になりますし、回らなすぎると頼りない感じがします。

基本は回転があまり変わらないようにすることです。また、比較的軽翼面荷重であるため(QRPの機体の場合、ムサシノのプレイリー号と同じくらいです。)、手投げ発進や、着陸にも余裕があり、またループやロールも余裕でこなす性能も併せ持っていますから、レースを目的としない通常のスポーツ・フライト指向の方も、十分楽しめると思います。とにかく、説明するよりも、一度実際の飛行を見ていただければ、一目瞭然でしょう。

2007年9月3日月曜日

小型の電動ラジコン飛行機

小型の電動ラジコン飛行機は、「飛行はかなり不安定では・・・?」と思われる方もいるかと思いますが、シリンダー・ヘッド,メイン・ギヤといった突起物がなく、またエンジンによる機体の振動がなく、舵のビビリがないため、「舵を打たない限り動かない」といった感じの安定感があります。どちらかというと、安定性と操縦性はパイロン機に近いと言われています。このESCはパワーが出るがこっちはなんかあまりパワーが出ないなどと言った事が聞かれますが、それらはこのプログラミングとセッティングの違いによる結果でしょう。実際に現在国内で販売されているESCのほとんどは、ほとんど数社の同じ場所で生産されているようです。OEM等によりその名称や見た目は違いますが、味付けを換えているだけで同じ物も結構あります。

2007年9月2日日曜日

ラジコン ディープなマニア

ディープなマニアの間ではRCカーに搭載することが密かなブームとなっている。コンテスト指向の方には必需品です。通常 エンジン調整は、割とあまめに調整しますね。これはただ単にエンジンを保護するためだけではありません。濃いめに設定することで トルクが太くなり ホバリング゙では、ドッシリとした安定感が出せます。しかし、上空演技ではある程度高回転の方が演技しやすくなります。この調整が難しいですね。ニードルコントロールを装備すれば 演技中にこの調整を簡単に行うことが出来ます。
最初は、高翼のトレーナー機や、のんびりフライトができるハンドランチグライダーなどがいいと思います。